今回は最近頻繁に問い合わせがある、キズの磨きについて解説していきます。
タントカスタムの廃棄するボンネットがあったので、石でキズをつけそれを解説しながら落としていきます。
イタズラされてディーラーに見積もりをしに持っていったら塗装と言われ・・・修理代金は数万~十数万(T_T)
子供がイタズラして・・・木の枝でボディに線キズが・・・などなど
上記にあてはまる方、是非参考にして下さい(^^♪
まずは ルンルンルン♪♪ とボンネットに石でガリガリ傷をつけていきます!!
我ながら、いいキズができました(笑)
ツメに引っかかりますが深さは比較的均一でよくあるイタズラ傷と同じ程度のキズです。
これを研磨と磨きで目に見えないレベルまで磨き落としていきます。
まずは1500~3000番のペーパーでキズと周りの高さを揃えます。
ほぼ落ちてますね(^^♪
そこからポリッシャーとコンパウンドで磨いていきます。
当社では品質に拘る為、一般にはあまり使用されない水性コンパウンドを使用しています。
それは何故かと申しますと、通常コンパウンドを構成する物は大きく分けて 水・砥粉・油 の三つで構成されています。
分かりやすく言うと砥粉を水で伸ばして滑りを良くする為に油を入れる こんな感じでしょうか・・・
ところがこの油が曲者で、仕上がっていないのに油によってツヤが出る為に仕上がったように見えるんですねぇ(^_^;)
磨きというのは厳密に言うと傷を消していくのではなく、傷を置き換えていくと言ったほうが正しいです。
まず石でついた傷をペーパーで削っていきキズのレベルを下げ、コンパウンドで更に細かいキズにし、仕上げのコンパウンドで目視で確認出来ないキズにしていく・・・
これがキズの置き換えです(^^♪
普段はあまりやらないというか、やる必要がないのですがアルコールで脱脂していき仕上がりを確認します(^^ゞ
テープで区切った磨いていない部分と磨いた部分、一目瞭然です(^_^;)
さらにアップで・・・
さらにさらに・・・デジカメの顕微鏡モードで・・・
分かります?左側が磨いてない部分、右側が磨いた部分
左側の細かいキズはいわゆる洗車キズです、ちなみにこの洗車キズ新車で納車された時から大なり小なりついてます(^_^;)
新車センターでの洗車、ディーラーに持ち込まれてからの洗車、納車前の洗車・・・
洗車時に使用するスポンジ・ふき取りクロス・保管環境などなどキズがつく原因は様々です(T_T)
コーティングを掛ける場合も、右の状態まで下地をきちんと作ってからコーティングを掛けると、仕上がりが全然違いますしコーティングの定着の仕方も違います(^^♪
話が脱線しましたがコーティングの話はまた次回にでも・・・
ここまで見るといい事ばかりのようですがデメリットもあり、磨くという作業自体が塗装を削るというデメリットを含んでいます。
極力削らないように、お客様が納得する仕上がりを提供する、時にはキズをあえて残したり・・・それが技術です。
塗装をするにも板金するにもお金がかかりますよね、まずは当社に相談を(笑)
塗装の10分の1の金額になるかもしれませんよ(^^♪
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